「本のある風景」・・「せめてラブレターは手書きで」

 10月27日から11月9日までは「読書週間」。そして、読書週間初日の27日は「文字・活字文化の日」だった。

 ある全国紙がそのキャンペーンの一環として、何人かの識者のコメントを載せていたのだが、その中に芥川賞作家の辻原登の一文が心に留1.jpgまったので紹介したい。

 彼の「本のある風景」という表現にまず感心している。実は、周囲に本がいっぱいある風景は私の一番好きな光景でもある。

 私は図書館や本屋さんに行ってブラブラするのが好きで、何か目的があるわけではないし、何も買わずに帰るときも多いのだが、見渡す限り本が並んでいる中に自分を置いて、いろんな本の表紙を見渡すのが好きなのである。

 本屋を出るときに、自分の中に知的好奇心が沸き立ってくるのが分かる。

 辻原登が「言葉の大切さ」を説きながら、「手書き」を奨めていたのも興味深い。パソコンの普及によって私たちは手書きをほとんどしなくなった。

 私は自分の県議会報告の郵送だけは、自分の手書きの手紙を同封し、封筒の宛名も手書きにしているのだが、手紙の字が段々汚くなっていることを恥じており、時折パソコンの文字にしようと思う時がある。

 そんな時、辻原登の「せめてラブレターは手書きで」に出会った次第である。心を込めたいメッセージは、これからも手書きで続けたいと思う。

                                   08.11.6  武田英夫 

                                   「武田英夫 いのしし日記」から転載 

                               http://takeda.m-cast.jp/index.html

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