福沢諭吉と中江兆民 <近代化>と<民主化>の思想 

福沢諭吉と中江兆民「福沢諭吉と中江兆民 <近代化>と<民主化>の思想-近代日本思想論①」
◆吉田傑俊/著 ◆261頁 ◆08.12.25 第1刷
◆大月書店 ◆定価¥2,940(本体¥2,800) ◆送料¥              注文


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 近代日本の啓蒙思想、自由民権思想の代表的思想家である2人の思想的軌跡を〈近代化〉〈民主化〉をキーワードとして比較・追究する。

 彼らの思想の再評価にとりくむなかで、歴史的転換期にある現代日本の諸課題の解明につながる論点を抽出する。著者のライフワークである近代日本思想史研究の第一作(「京都学派の哲学(西田幾多郎、三木清、戸坂潤)」と「丸山眞男と戦後思想」をテーマに続編を予定)。

目次:

 一 福沢諭吉と中江兆民

  Ⅰ 福沢と兆民の生涯と思想

     ・福沢の生涯と思想        ・兆民の生涯と思想

  Ⅱ 日本の啓蒙思想と自由民権思想

     ・日本の啓蒙思想の地平    ・自由民権思想の意義    ・<近代化>と<民主化>について

 二 福沢諭吉の<近代化>思想

  Ⅰ 丸山眞男の福沢評価と日本の啓蒙主義の問題

     ・丸山眞男の福沢評価の問題性    ・福沢と「明六社」の啓蒙主義

  Ⅱ 福沢における人民・文明・国家

     ・『学問のすすめ』における「一身独立・一国主義」

     ・『文明論之概略』における「国家の独立」と「国民の文明」

  Ⅲ 福沢の「ナショナリズム」から帝国主義への回転

     ・福沢の国権論的展開とアジア支配の論理    ・福沢の絶対主義的天皇制国家論

 三 中江兆民の<民主化>思想

  Ⅰ 「東洋のルソー」兆民 -ルソー思想の主体的摂取

     ・自由民権運動と兆民の『東洋自由新聞』への登場

     ・『民約釈解』におけるルソー「解読」

  Ⅱ 兆民における政治 -「君主共治」論の射程と実践

     ・『三酔人経綸問答』における「君民共治」論の本意

     ・「君民共治」論の実践 -「憲法点閲」

  Ⅲ 福沢・兆民の思想と現代

     ・問題の所在 -福沢・兆民の思想対立

     ・文明論 -いかなる文明を構築するか

     ・人民論 -啓蒙の対象か政治の主体か

     ・アジア論 -アジアをどうみるか

     ・社会論 -将来社会像をどのように示すか 

      

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